タイ雑記帳– category –
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「マイペンライ」「インシャラー」「ノープロブレム」 ー 旅行者を悩ます三大セリフと言われていましたが…
タイ人の気質を表すとされることの多いタイ語「マイペンライ」。ただ、タイ人の識者に言わせると、その本当の意味を理解している外国人は少ないそうです。 タイをテーマとするコラムや書籍で時々お目にかかるのが「マイペンライ」というタイ語の説明です。英語でノープロブレム(NO PROBLEM)と訳されるためか、日本語でも「気にしない」「... -
タイ人の本音③ ~ タイ人スタッフは日本人をかなりシビアな目で見ています
日本語が堪能なあるタイ人経営コンサルタントによると、タイ人は日本人の上司が自分に対して何をしてくれたかを冷静な目で見ており、短時間のうちに日本人の評価を下すといいます。その結果、タイ人の幹部スタッフからは、「タイに赴任する日本人はマネージメントの経験のない人が多い(勉強不足)」、「日本人は交渉に慣れていないため、イ... -
タイ人の本音② ~ 日本人・日本企業はこう思われています
タイでは大学の成績上位者の間で日本企業の人気が低いといいます。上昇志向が強ければ強いほど、日本企業への就職に関心を示さないそうです。例えば、日本の文部科学省による国費留学生制度を利用して日本に留学できるのはトップクラスの学生だけですが、これらの学生がタイに帰国後、日本企業に就職することはほとんどないといいます。 大手... -
タイ人の本音① ~「日本人のここが嫌い」
バンコク日本人商工会議所の会員企業が1700社を超えるなど、タイには自動車業界を筆頭に日本企業が集積しています。それだけにタイ人との良好な人間関係は必要不可欠です。タイ人の「本音」をちょっとだけ覗いてみました。 タイの日系企業もしくは日系団体に勤務するタイ人に日本人の好きなところ、嫌いなところを聞いてみました。あるタイ人... -
浮気症といわれるタイ人男性ですが、ある夜、なかなか感動的なシーンに出くわしました。
平日の夜10時ごろ、バンコク都心の歩道を歩いていると、ボロボロの服を着た痩せた中年男性が黒縁の額に入ったふくよかな女性の遺影を抱きかかえ道端で眠っているのが目に入りました。ちょっと見、酔いつぶれているようでした。思わず立ち止まりその様子を見ていると、この男性のストーリーが勝手に頭に浮かんできました。 タイの農村からバン... -
タイでの労使関係を面倒なものにしている原因はタイ人幹部(?) 労組からは「日本人と話したい」
特に日頃から労使の対話があまりなく、相互の信頼形成が不十分な企業の場合、日々の不満がボーナス交渉で爆発するケースが少なくないようです。タイ労働組合組織の幹部は「日頃の話し合いがなければ、すべてボーナス交渉に持っていけと考えてしまう」と話していました。 タイで法人登記をしている企業の労働組合組織率は約2%。日本の約17%... -
「建前と本音」はタイ人による日本人評でよく出てくるセリフですが、タイ人にも建前と本音は当然あります。
タイで近年開催頻度が急増しているのが、食関連の見本市と展示即売会です。出展企業はブースを訪れたタイ人に食材の感想を聞くわけですが、多くの場合、通訳を介することになります。 ただ、ここで厄介なのが、タイの方がよく使う「ゴー・ディー(ก็ดี)」というタイ語です。ディーは「良い」、ゴーは特定の意味がありませんので、日本語には... -
タイでもテレビドラマはそこそこの影響力があります。ただ、「良い影響 < 悪い影響」というのが現実です。
タイ国立シラパコン芸術大学によりますと、今年の考古学部志願者数が昨年を大きく上回ったそうです。交通事故に遭った女性考古学者が大昔にタイムスリップするというテレビドラマ「Love Destiny」がヒットしたことで考古学者に関心を持つ若者が増えたようです。 ただ、タイのテレビドラマで誰かに視聴を勧めたくなる作品と出会うことはほとん... -
〈転ばぬ先の杖〉②「日本円見せて詐欺」ー私は絶対に騙されない、という人が、結構引っかかっています。
私の旧友が15年ぶりにご主人とタイにやってきました。バンコク・スクムビット22のホテルにチェックイン後、夜食を買うため近くのコンビニに入ったところ、肌の白いアラブ系の男が「私は日本が大好きだ。ワサビ味の日本のお菓子が欲しいので、一緒に探してくれないか」と親しげにご主人に近寄ってきたといいます。 人の好いご主人がその男とコ... -
タイ人に日本式お辞儀を仰々しく指導するのはまったく無意味に思えるのだが……
タイでは日系人材教育施設が開催する「日本式おもてなし教育セミナー」を受講するタイ人が徐々にではありますが増えています。ただ、この手のセミナーに傍観者として参加する度に背筋のかゆくなる気分を味わうことになります。 例えば、日本では会釈15度、敬礼30度、最敬礼90度などと言われていますが、これに加えて踵を支点とする足の角度、...