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「建前と本音」はタイ人による日本人評でよく出てくるセリフですが、タイ人にも建前と本音は当然あります。

タイで近年開催頻度が急増しているのが、食関連の見本市と展示即売会です。出展企業はブースを訪れたタイ人に食材の感想を聞くわけですが、多くの場合、通訳を介することになります。

ただ、ここで厄介なのが、タイの方がよく使う「ゴー・ディー(ก็ดี)」というタイ語です。ディーは「良い」、ゴーは特定の意味がありませんので、日本語には、「いいですね」と訳されます。

また、ディーはよく使う言葉なので、知っている方も多いかと思います。そのため、「評判がいい」と受け取ってしまうかもしれません。

ただ、ゴーディーはより正確に訳すと「まあ、いいんじゃないの。私は特に欲しいとは思わないけど」という意味で使われるケースが多いようです。そのため、これを単にGOODと言う意味にとってしまうと、タイでのニーズを微妙に見誤ることにもなりかねません。

タイ人来訪者と通訳が話している時に、ゴーディーという音が聞こえたら、通訳に「いい点と悪い点を詳しく聞いてくれ」とお願いした方がいいでしょう。

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