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〈転ばぬ先の杖〉②「日本円見せて詐欺」ー私は絶対に騙されない、という人が、結構引っかかっています。

私の旧友が15年ぶりにご主人とタイにやってきました。バンコク・スクムビット22のホテルにチェックイン後、夜食を買うため近くのコンビニに入ったところ、肌の白いアラブ系の男が「私は日本が大好きだ。ワサビ味の日本のお菓子が欲しいので、一緒に探してくれないか」と親しげにご主人に近寄ってきたといいます。

人の好いご主人がその男とコンビニの店内を探している様子を目にしたわが友人。「何しているの?」と聞いたところ、その怪しい男は手にしていた財布を凝視し、「日本円を見せてくれないか」と古典的手口で近づいてきたそうです。

わが友人はタイにかつて住んでいたこともあり、軽犯罪の多さは知っていたはずですが、久々の訪タイで気分が高揚していたのか、ついうっかり財布を渡してしまいました。

ただ、その男がいきなり財布の中の現金に数え始めたことで、さすがに「これはマズイ」と思った友人は財布を取り戻しましたが、時すでに遅し。ホテルに部屋に戻り、念のため、残金を数えてみたところ、一万円札が2枚消えていたそうです。

この「日本円見せて詐欺」は4、5年前、シロム通り、スクムビット通りのBTS駅周辺を中心に多発しており、私も4、5回、声をかけられました。その後、あまり話題に上らなかったのですが、歴史は繰り返すではありませんが、犯罪も繰り返すようです。ご注意ください。

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