【タイの話題】停学中の男子生徒が学校に拳銃を持ち込み発砲 父親は警察官

タイ北部カンペンペット県で9月2日午後、素行不良を理由に停学処分を受けていた男子生徒が、学校に拳銃を持ち込んで複数発を発砲する事件が起きました。日本では学校に銃が持ち込まれること自体を想像しにくいですが、タイでは家庭に登録済みの拳銃があることも珍しくなく、今回の生徒も警察官の父親の拳銃を無断で車から持ち出しています。

警察によると、生徒は同日午後2時ごろ、ワチラプラカーン・ウィッタヤーコム校で7発から8発ほどの銃弾を発射しました。学校側は「空に向けて撃った」と説明する一方、守衛や教員の車のガラスに弾が当たったとの情報もあり、正確な発砲の方向は今も確認が続いています。幸いにも、けが人は出ていないようです。銃声を聞いた教員たちはすぐに生徒たちを教室に避難させて校内を封鎖し、駆けつけた警察と地元の救助ボランティアが生徒を説得して身柄を確保したそうです。なお、生徒の年齢は報道によって14歳、15歳と分かれており、警察からの正式な発表はまだありません。学校は2日間、対面授業を停止してオンライン授業に切り替え、生徒たちへの心理的なケアも行うとしています。

タイでは8月上旬にも、ノンタブリ県の学校で生徒が祖父母と学校関係者を殺害したうえ自らも命を絶つ銃乱射事件があり、合わせて9人が亡くなりました。この学校は3週間ぶりに9月1日から対面授業を再開したばかりで、今回の事件は保護者や教育関係者の間に大きな不安を広げています。

タイ政府は8月中旬からの2週間で7872丁もの違法銃器を押収する全国的な取り締まりを実施しましたが、家庭内にある合法な銃をどう管理させるかが、新たな課題として浮かび上がっています。

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