タイを訪れる外国人観光客の数が、今年に入ってから少しずつ減り続けていることをご存じでしょうか。タイ観光スポーツ省のスラサック大臣は8月17日、2026年1月1日から8月15日までの累計外国人観光客数が1975万9655人となり、前年同期比で2.91%減少したと発表しました。旅行者による消費総額はおよそ9576億1800万バーツ(日本円で約4兆6000億円)にのぼり、こちらも前年より2.75%減っています。国籍別では中国が333万481人でトップを維持。以下、マレーシア(249万6831人)、インド(145万6696人)、ロシア(114万441人)、韓国(72万9367人)と続きます。
注目したいのは直近1週間、8月9日から15日までのデータです。中国の夏休みシーズンが終盤に入り、ヨーロッパからの長距離便の需要も落ち着いてきたことから、全体の入国者数は前の週より3.79%減の61万2643人に減速しました。そんな中で存在感を放ったのが日本市場です。「山の日」やお盆休みで旅行需要が高まったことを受け、日本からの旅行者は前の週より13.71%増の3万666人を記録し、2週連続で増加しました。この週の国籍別ランキングでは、日本は中国・マレーシア・インドに次ぐ4位に入るほどの伸びを見せています。
タイ観光スポーツ省は、夏休み終了に伴い来週以降も外国人客数の一時的な減少が続くと見込んでおり、閑散期(観光客が少なくなる時期)の落ち込みを補うため、地方都市への誘客強化や優遇策を急ぐ方針を示しています。

