【タイの話題】ARLマッカサン駅近くで日本人観光客襲撃 犯人は少年7人

バンコク中心部とスワンナプーム国際空港を結ぶ都市鉄道「エアポートレールリンク(ARL)」のマッカサン駅周辺で、8月12日夜、日本人男性観光客がタイの若者7人に襲われ、重傷を負う事件が起きました。

被害に遭ったのは43歳の日本人男性で、駅の入り口を探して歩いているうちに、駅裏にある草木の生い茂った暗い空き地に迷い込んでしまったといいます。そこへオートバイに乗った少年グループが現れ、タイ語で声をかけたあと、外国人だとわかると英語で「マネー、マネー」とお金を要求してきました。男性が所持金がないと答えると、少年たちは石で頭を殴るなど執拗な暴行を加え1400バーツ(約6000円)を奪って逃走。男性は自力で路地の入り口まで移動し、通りがかった運転手に助けられて病院へ搬送されましたが、命に別状はありませんでした。ただ、頭部・口・脚など身体中に深い傷を負っています。

その後、タイのイメージ悪化を恐れる治安当局は捜査に本腰を入れ、事件はわずか1日で解決に向かいました。警察は現場周辺の防犯カメラ映像などから容疑者を特定し、事件発生の翌日夜には13歳から17歳の少年7人全員をディンデーン警察署近くの住居(フレット)で確保しました。取り調べに対し少年らは、これまでに何回も犯行に及んでいるが、被害者は皆、すぐに金銭を出していたため、事件にならなかった、と供述したようです。なお、奪った1400バーツは7人で200バーツずつ分けて、すでに使ってしまったといいます。

現場を管轄する警察幹部によると、この場所はタイ国鉄(SRT)が所有する土地で、街灯もなく若者がたむろしやすい環境になっているとのこと。そのため、警察長官が、首都圏警察および観光警察に対し、SRT各駅で草木伐採と照明設置、周辺のパトロール強化を命じました。実際、マッカサン駅周辺エリアは治安の悪いことで知られており、一般のタイ人は夜間の歩行を避けています。ここに限らず、タイの夜は暴力の支配する無法エリアが多数存在しますので、十分に注意してください。

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