タイでは8月12日の「母の日」に合わせて、日本製の蒸気機関車(SL)が特別運行されます。この日はシリキット王太后の誕生日にあたり、タイでは母の日として親しまれています。
走るのは824号機と850号機という2台のSLで、実は戦後まもない1949年と1950年に、愛知県の「日本車輌製造」という会社が製造したものです。普段はバンコクのトンブリ機関区で大切に保管されており、実際に走るのは国の記念日など年に6〜7回だけです。
今回の特別列車は、バンコクのフアランポーン駅からチャチュンサオという街まで往復するコースで、現地では約7時間の自由時間があります。有名な寺院や、開業100年を迎える川沿いの市場を訪れることができ、地元グルメやお土産探しも楽しめるとあって家族連れにも人気です。運賃は扇風機付きの3等車が329バーツ、エアコン付き車両が799バーツで、このエアコン車両にはJR西日本から譲渡された客車も使われています。
日本製のSLが製造から80年近く経った今も、タイの大切な国家行事で現役として走り続けているというのは、日本人にとって少し嬉しい気持ちになるニュースではないでしょうか。チケットは7月13日から発売が始まっています。

