「いいね」で逮捕? タイのわいせつライブ配信騒動

5月23日夜、Facebook上に性的な無修正ライブがタイで配信され、瞬く間に数百万人規模に拡散しました。驚くべきは、その視聴者リストに国家疾病管理局の公式ページが含まれていたことで、当局は後に「管理者が意図せず閲覧した」と釈明に追われました。そして翌24日、タイ警察の中央サイバー犯罪捜査局(CCIB)は即座に捜査入りしました。

タイは一見すると夜の街に寛容な国に映りますが、ネット上の表現に関しては「コンピュータ犯罪法」第14条のもとで極めて厳しい法律が運用されています。投稿者や出演者が特定されれば、5年以下の禁固刑または10万バーツ(約50万円)以下の罰金が科せられます。

タイでは「いいね」や「シェア」をした一般ユーザーも同じ処罰対象であり、タイのサイバー警察副局長も「違法コンテンツと知りながら拡散した場合、発信者と同等の罪に問われる」と明しています。つまり、好奇心で指を動かしただけで刑事被告人になる可能性があるということです。

捜査当局はさらに、Meta(Facebook)に対しても「なぜ規約に違反するコンテンツが何百万人にも届くまで削除されなかったのか」と問い質したほか、デジタル経済社会省もMetaの幹部を呼びつけ、モデレーションのアルゴリズム開示を要求しました。

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