東京を差し置いて…Visaがタイをアジアの顔に選んだ理由

「タイって、やっぱりすごいな」と思わせるニュースが飛び込んできました。デジタル決済の世界的大手Visaが、体験型旅行プログラム「Visa Destinations」のアジア太平洋地域での展開を発表し、その第1弾にシンガポールでも東京でもなく、タイを選んだのです。

このプログラムは、パリ・ロンドン・ドバイに続くグローバル展開で、Visaカード会員に厳選された宿泊・グルメ・文化体験などへの特別アクセスを提供するもの。バンコクでは、歴史的建造物と新しいクリエイティブコミュニティが共存するソンワット地区での体験プログラムなど、その土地にしかない「本物の文化」との出会いを売りにしています。

なぜタイが最優先だったのか。VisaNetのデータによると、アジア太平洋地域の旅行支出は約1,800億ドルにのぼり、そのうちの17%以上をVisaカードが占めています。燃料費の高騰や国際情勢の影響で、旅行者が「遠くより近く、量より質」を求める傾向が強まる中、バンコクはその交通の便の良さと体験の多様性で群を抜いていました。Visaがその理由を「タイはこの傾向の出発点」と語っているのが印象的です。

日本人にとって、タイは「ちょっと近場に旅行」の定番。でもその舞台を、グローバル企業が「アジアを代表する観光地」としてパリやドバイと並べて評価しているとなると、タイで仕事をしている身からするとなんだか誇らしいような、そして日本人としては少し悔しいような気持ちになります。

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