国際線の機内でクレジットカードの盗難が急増しています

タイの入国管理局は最近、タイ発着の国際線機内でクレジットカードが盗まれる被害が急増しているとして、旅行者に注意を呼びかけました。18の金融機関のデータをまとめると、被害件数は80件以上、損害総額は800万バーツ(約3500万円)を超えています。

手口は実に巧妙です。犯行グループは国内線・国際線を問わず乗り込み、乗客が眠っていたりトイレに席を外したりした隙を狙って、頭上の収納棚に入れた荷物からカードを抜き取ります。盗んだカードは、機内持ち込みのカードリーダーやスマートフォンに接続した非接触決済デバイスですぐに使われます。被害が発覚するのはたいてい着陸後のことで、その時にはすでに不正利用が完了しているというわけです。

「機内の荷物棚に財布ごと入れておくの?」と驚かれる方もいると思いますが、実際、多くの旅行者はパスポートや財布をバッグごと棚に預け、シートに座ったまま眠ってしまいます。しかも棚は自分の座席の真上にあるとは限らず、犯人にとっては手をつけやすい絶好の場所なのです。

さらに、このような被害は「カードを自分で持っていなかった」という理由から「紛失扱い」になるケースも多く、泣き寝入りとなるケースもあるそうです。

対策としては、カードは常に身につけること、そしてカード会社のアプリで「一時利用停止」機能やリアルタイム通知を設定しておくことが有効です。空の旅でも油断は禁物、です。

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