タイ・エアアジアXでの日本一時帰国は実に快適。ドンムアン空港の手続きもスムーズに。

今年2月の確定申告時期、2週間ほど日本に一時帰国しました。ここ数年、格安航空会社「ZIP AIR」を使っていましたが、今回は同じく格安航空会社である「タイ・エアアジアX」(XJ)のお世話になりました。

タイ・エアアジアXは、2024年10月1日よりバンコク発着便の運航をスワンナプーム空港からドンムアン国際空港に移転しました。自宅がスワンナプーム空港に近い私としては、圧倒的にZIP AIRの方が利便性が高いのですが、今回は何となくエアアジアに乗りたい気分に。ついでに、バックパッカー時代を思い出し、可能な限り節約フライトをしてみることにしました。

今回の航空券代金(オプション含)は1万2932バーツ。往路(XJ606)はバンコク発11:55、成田着20:00。オプションは座先指定のみ。復路(XJ607)は成田発21:15、バンコク着02:40。オプションは機内持ち込み手荷物許容量追加7㌔のみです。オプション料金は合計1900バーツでした。ZIP AIRも時期および時間帯によっては同様の料金であり(フライトによってはエアアジア便より安価)、そのため、節約フライトというほど節約にはなりませんでした。

ただ、今回のドンムアン空港発成田空港行フライトは極めて快適なものでした。まず、ドンムアン空港はスワンナプーム空港と比べてコンパクトな空港なため、空港内の移動距離が短く、出入国審査やゲートへの移動などがよりスムーズです。特に国際線の発着便数がスワンナプーム空港と比べて圧倒的に少ないため、出入国審査や保安検査はほとんど待ち時間がなく、そのため、空港係官も表情の穏やかな人が多いように感じました。今度、日本帰国時はエアアジアXが第一選択肢となりそうです。

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WEB(オンライン)チェックイン

エアアジアXの場合、WEB(オンライン)チェックインは、出発の14日前から4時間前までの間に行う必要があります。受託手荷物のない場合は、チェックイン後、E搭乗券をダウンロードするか、印刷しておくことで、空港の保安検査・出国審査を通過できます。そして、搭乗ゲートでE搭乗券を提示して、ボーディングパスを受け取ることになります。

また、搭乗前にE搭乗券のみ所持している乗客に対しボーディングパスを受け取るようアナウンスがありますが、カウンターはかなり混みますので、アナウンス前に済ますことをお勧めします。

リエントリーパーミット

タイで長期ビザを所持している人はタイ出国前に再入国許可証(リエントリーパーミット)を取得する必要があります。これがないと、苦労して取ったビザが失効してしまいます。

リエントリーパーミットはバンコクでは政府総合庁舎内のイミグレーションオフィスで申請できますが、非常に時間がかかるため、空港で申請する人も多いようです。スワンナプーム空港の場合は、出国審査前に申請することができるため、仮に空港にギリギリに到着した場合はリエントリーパーミット申請者の状況を見て、チケットを諦めるか、ビザを諦めるかの選択肢があります。

ただ、ドンムアン空港の場合は、出国審査を通過した後、リエントリーパーミットを申請することになるため、ここが混雑していた場合は取得が間に合わず、かといってもう出国しているため、ビザを諦めるしか選択肢がなくなります。ドンムアン空港のイミグレ係官に聞いたところ、これまでにもリエントリーパーミットの取得が間に合わず、ビザを失効させるタイ滞在者が相当数いたそうです。そのため、長期ビザ所有者がドンムアン空港から出国する場合は事前にリエントリーパーミットを取得した方が無難のようです。

保安審査後の飲料水

保安審査時、飲料水の入ったペットボトルはすべて飲み切るか、破棄しなければなりません。そのため、到着ゲートで待っている時、少しだけ水が飲みたい時は、街中の数倍の金額のペットボトルを購入することになります。

そのため、「どこかに安い水はないか」と探してみたら、ありました。無料の飲料水給水機が。事前に空のペットボトルもしくは水筒を用意しておく必要がありますが、かなりの数の旅行者がこれを利用していました。ちなみに最安値は自動販売機で販売していたペットボトルで40バーツでした。

深夜帰国で始発待ち

タイ帰国時、ドンムアン空港で入国審査が終了したのは深夜3時前でした。深夜のタクシー利用を避けるため、軽く食事をして始発を待つことにします。幸い、空いているイスはたくさんあり、休憩場所には困りません。

私は高架電車SRTダークレッドライン(ランシット~バンスー)、バンコク地下鉄MRTを利用しますが、ダークレッドラインの場合、空港ビルに近い掲示版によればドンムアン空港駅における始発は午前5時30分過ぎとなっています。ただ、改札口の時刻表では午前5時7分発。私は今回、その次の午前5時22分発に乗車しました。外国人旅行者もそこそこに乗車していました。

20分ほどでバンスー駅に到着しましたが、MRTに乗り換える場合は、バンスー駅の始発が午前6時のため、その10分前までは改札前で待たされることになります。この日、おそらくドンムアン空港駅の始発に乗車したであろう旅行者が多数待っていました。

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