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バンコク都内の飲食店勤務の日本人、泥酔したタイ人女性にわいせつ行為 連れ去ろうとするも恋人に電話され、道路脇に置き去り

タイ警察は7月31日、猥褻行為および軟禁の容疑でバンコク都内スクムビット地区の飲食店に勤務する西村空容疑者(27)を逮捕した。西村容疑者は同月28日午前4時すぎ、バンコク都内の歓楽街RCAで泥酔して座り込み恋人の迎えを待っていたタイ人女性(28)に近づき、同女性の供述によれば、ホテルに誘ったほか、バッグやスマホを取りあげるなどしつこく付きまとったという。防犯カメラには西村容疑者がタイ人女性の身体を触ったりキスをしたりする様子が撮影されていた。

被害女性を抱きかかえタクシーに乗り込む西村容疑者(カオソットオンライン)

女性は抵抗したことでさらに酔いが回り意識が遠のいたようで、西村容疑者は女性を抱きかかえて通りに移動し、タクシーに乗り込んだ。しかし、女性の供述によれば、タクシーが走り出してすぐに意識が戻り、西村容疑者からスマホを取り戻し恋人に電話して状況を説明したところ、そのスマホの画面に映った恋人の写真を見た西村容疑者はタクシー運転手に停車するよう声掛け。その後、女性を車道脇に置き去りにして逃走した。置き去りにした車道はフェンスが設置してあり、すぐに歩道に移動できる場所ではなかったことから、仮に女性の千鳥足で歩いた場合には交通事故に巻き込まれる可能性もあった。

30日、自宅に戻る途中で逮捕された西村容疑者は保護目的であると主張したというが女性の証言および防犯カメラの映像からして、これは通りそうになく、タイ語メディア「カオソット」は手馴れていることから過去にも類似の犯罪を起こした可能性を疑う記事を掲載した。同メディアによれば、西村容疑者の「親族」が都内マッカサン署を訪れ保釈金5万バーツで保釈が認められた。ただ、タイからの出国は禁止され、パスポートも押収されている。

警官から容疑を説明される西村容疑者(左端)(カオソットオンライン)

今後、警察の捜査が進むことになるが、現地報道によれば、被害者のタイ人女性および恋人は示談には応じない姿勢をみせているとのことだ。

【現地報道】

https://www.khaosod.co.th/special-stories/news_9340651

https://ch3plus.com/news/social/middaynews/410824

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