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日本ではしかが流行しています。埼玉ではタイ人観光客、名古屋ではタイを旅行した日本人の感染が確認されました。

日本では今年3月20日に沖縄で麻しん(はしか)が発生してから、短期間に、名古屋市、東京都、埼玉県などで感染者が報告されており、感染拡大が懸念されています。

名古屋市保健所は、4月21日から5月1日までの間で14人の患者を確認したと発表。そのうち、20代の女性が4月14日から16日のタイ旅行中に感染したとされています。

そして、5月2日には、埼玉県で30代のタイ人女性観光客のはしか感染が確認されました。県が発表しているタイ人女性の行動は以下の通りです。

●4月23日バンコク(TG676便)→15時30分成田着(バンコク出発時に発熱あり)
●成田空港に約1時間滞在
●同日、静岡県に移動し、同県内のホテルに宿泊
●4月24日京都市内に移動し、滞在
●4月26日埼玉県草加市内に移動
●4月27日草加市内の医療機関を受診
●4月28日県衛生研究所の遺伝子検査で陽性確認
なお、このタイ人女性は日本国内の移動に公共交通機関は利用せず自家用車を使用していました。また、バンコク出発時から発熱していたとのことで、タイ国内で感染したことが分っています。

以下は日本とタイのはしか感染者数を比較した表です。タイを旅行する場合ははしか感染の危険性のあることを念頭に置いておくといいでしょう。

はしか患者数 日タイ比較
日本タイ
20132292500
20144621056
201535994
201616521548
20171892938
201867*

*平成30年4月15日時点

「はしか」の感染経路と症状

麻しんウイルスに感染することで引き起こされる疾病です。空気感染、飛沫感染、接触感染で人から人に感染します。10日から12日の潜伏期間後、38℃程度の発熱、咳や鼻水など風邪のような症状が現れ、2~4日間続きます。さらに、口の中に約1ミリの白い小さな発疹ができ、その後、39℃以上の高熱が出て、体中に赤い発疹が出ます。

予防方法にはワクチン接種が有効です。2回接種をした場合、発症リスクをほぼ抑えることができます。なお、麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。

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