【タイ出張】スワンナプーム/ドンムアン空港からの移動手段(26年7月更新)

タイの空港に到着して、最初に気になることといえば「市内までどうやって移動するか」ではないでしょうか。バンコクには2つの空港があります。ひとつは国際線の発着が多いスワンナプーム空港、もうひとつは格安航空会社(LCC)の便が多いドンムアン空港です。どちらの空港でも主な移動手段として、タクシー、電車、配車アプリ「Grab(グラブ)」という3つの選択肢があります。ここでは、両方の空港から市内のアクセス方法を整理し、状況に合わせた選び方を紹介します。

目次

スワンナプーム空港からの移動方法

タクシーを利用する場合

空港ビルの1階にタクシー乗り場があり、24時間利用できます。まず発券機で整理券を受け取り、券に書かれた番号と一致するタクシーに乗車します。

料金はメーター制(走った距離と時間に応じて料金が自動的に加算されていく仕組み)ですが、これに加えて「空港使用料」として50バーツが上乗せされます。さらに高速道路を利用する場合は、ゲートを通るたびに25バーツから75バーツ程度を運転手に現金で支払います。これらを全部合計すると、市内中心部までの総額は400バーツから600バーツ程度が目安となります。

所要時間は、道路が空いていれば40分から50分程度ですが、夕方の帰宅ラッシュ時や、雨季で道路が冠水しているときには2時間以上かかることも珍しくありません。バンコクでは時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

グループで移動する場合は、日本語ガイドが同乗するチャータータクシー(貸し切りタクシー)を使う方法もあり、4時間あたり2000バーツから4000バーツ程度が相場です。

なお、スワンナプーム空港からドンムアン空港へ移動する場合は、高速代を含めてタクシー代は400バーツから600バーツ程度が目安となります。

チケット発券エリア入り口
チケットに記載された番号に乗車

エアポートレールリンク(空港線)を利用する場合

エアポートレールリンク(ARL)は、スワンナプーム空港駅からバンコク都内のパヤタイ駅までを結ぶ空港線です。

スワンナプーム駅からパヤタイ駅までの間には8つの駅(スワンナプーム、ラートクラバン、バーンタップチャン、フアマーク、ラムカムヘン、マッカサン、ラーチャプラロップ、パヤタイ)があります。運賃は15バーツ~45バーツで、駅ごとに5バーツ刻みで増えていきます。終点のパヤタイ駅(BTSスカイトレインという別の電車路線に乗り換え可能)までは45バーツ、途中のマッカサン駅(MRT地下鉄ブルーラインに乗り換え可能)までは35バーツです。

スワンナプーム駅発の運行時間は午前5時30分頃から深夜0時頃までで、日中はおよそ10分から15分おきに運転されています。空港駅からパヤタイ駅までの所要時間は30分弱です。

改札ではVISA・マスターカード・JCBのクレジットカードでタッチ決済もできるため、コインを買う手間を省けます。道路の混雑に影響されないため、到着時刻を予測しやすい点が電車の大きな魅力です。

ただ、空港線とはいうものの一般市民も通勤通学の足として多数利用しているため、朝夕のラッシュ時は激混みとなる点を覚悟しておいてください。

スワンナプーム駅
ラッシュ時の空港線

Grab(配車アプリ)を利用する場合

配車アプリのGrabも人気の移動手段です。以前は待ち合わせ場所を探すのに苦労することもありましたが、現在のスワンナプーム空港には配車アプリ専用のピックアップポイントが設けられています。アプリで目的地を入力すると、ピックアップポイントが画面に表示されるので、その案内に従って進めば迷うことはありません。料金はアプリ上で事前に確認できるため、価格交渉の必要がなく、初めてタイを訪れる方にも安心な移動手段です。

Grabのピックアップポイント
時間帯によっては1時間近い待ち時間も

ドンムアン空港からの移動方法

タクシー・Grabを利用する場合

ドンムアン空港でも、タクシーとGrabが利用できます。タクシーに空港使用料50バーツが加算される点は、スワンナプーム空港と同じです。

Grabについては、国際線で到着した場合、ピックアップポイントは主に到着階のExit2(到着口を出て右手)もしくはExit5(到着口を出て左手)が指定されます。これはアプリ内の案内や空港内の表示でも示されるため、予約するときはアプリに表示される指定ピックアップポイントに従ってください。ドライバーとすばやく落ち合うために、アプリ内のメッセージで自分が立っている出口番号を伝えると見つけてもらいやすくなります。

なお、場合によっては国内線側のGrabサービスカウンター(国内線1階のExit12付近)が案内されることや、混雑時にはExit3から4付近を案内されることもあります。アプリの表示と空港内の案内板の両方を確認しておくと安心です。

ドンムアン空港は早朝や深夜に到着するLCCの便が多く、この時間帯は電車やバスが運休していることがほとんどです。そのため、深夜・早朝に到着する場合は、タクシーかGrabが基本の選択肢になると考えておくとよいでしょう。

SRTダークレッドライン(電車)を利用する場合

近年、新しい移動手段として注目されているのがSRTダークレッドラインという電車です。乗り場は国内線ターミナル(第2ターミナル)の2階に直結しており、国際線到着口からは徒歩で10分から15分程度かかります。

このダークレッドラインに乗ると、15分程度でバンスー駅(クルンテープ・アピワット中央駅)に到着します。運賃は33バーツです。ドンムアン駅の始発は午前5時7分、終電は深夜0時7分となります(26年7月時点)。

その後、バンスー駅でMRTブルーラインに乗り換えることができます。バンスー駅発の始発は午前5時54分(土日休日は5時57分)、最終は深夜0時5分です。たとえばスクンビット駅まで移動する場合、料金は33バーツ、所要時間は約30分です。なお、チケットはバンスー駅で買い直す必要があります。

ここで、深夜便で到着し、深夜の移動を避けるため、空港内のレストランで早めの朝食をとり、早朝にMRTダークレッドラインのドンムアン駅からバンスー駅に行き、そこでMRTブルーラインに乗り換えて都心に向かうケースを考えてみます。ドンムアン発の始発は午前5時7分ですが、バンスー駅の改札シャッターが開くのは午前5時44分です。そのため、始発では早く着きすぎてシャッターが開くのを待つことになります。そこで、ドンムアン駅5時22分発の2番電車に乗るようにしてください。

ダークレッドライン
ドンムアン駅からの始発電車

空港バスを利用する場合

費用を抑えたい方には、BMTA(バンコク大量輸送公社)が運行する路線バスも選択肢になります。A1からA4までの系統があり、料金は30バーツから50バーツとお手頃です。たとえばA1はBTSモーチット駅方面、A4はカオサン通りや王宮前広場方面へ向かいます。料金が安い一方で、停留所の数が多く、渋滞時には時間がかかる点には注意が必要です。

バンコクの空港アクセスは、交通手段ごとに料金や所要時間が大きく異なります。フライトの到着時刻や荷物の量、訪問先のエリアに合わせて、自分に合った移動手段を選んでください。

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