タイ政府は2025年1月1日から1日当たりの法定最低賃金を引き上げ、最高額400バーツ、最低額337バーツとしました。最も人口の多いバンコク都は9バーツ引き上げられ、372バーツとなっています。
このため、バンコク都の入国管理局(イミグレーション)では現在、VISA新規申請者もしくは更新者のために告知(写真)をしています。翻訳は以下の通りです。
最低賃金の関する賃金委員会の発表により、2025年1月1日からバンコク都内の最低賃金は372バーツとなります。そのため、2025年1月以降に提出する個人所得源泉所得税申告書(PND1)におけるタイ人の最低月給は372バーツ✖30日で1万1160バーツ以上となります。
なお、写真の下段は昨年(24年)4月13日以降、バンコク都内パトゥムワン区およびワタナ区で営業する従業員50人以上の4星ホテルの最低賃金が日額400バーツ、月額1万2000バーツ以上となっていることの確認です。
1日当たり法定最低賃金(単位バーツ)
新最低賃金 | 旧最低賃金 | 対象都県 |
400 | 370 | プーケット県 |
400 | 361 | チョンブリ県 |
400 | 361 | ラヨン県 |
400 | 350 | チャチュンサオ県 |
400 | 345 | スラタニ県コサムイ郡 |
380 | 350 | チェンマイ県ムアン郡 |
380 | 345 | ソンクラ県ハートヤイ郡 |
372 | 363 | バンコク都・ナコンパトム県・ノンタブリ県・パトゥムタニ県・サムットプラカン県・サムットサコン県 |
359 | 352 | ナコンラチャシマ県 |
358 | 351 | サムットソンクラム県 |
357 | 350 | コンケン県・チェンマイ県(ムアン郡を除く)・プラチンブリ県・アユタヤ県・サラブリ県 |
356 | 349 | ロッブリ県 |
355 | 348 | ナコンナヨク県・スパンブリ県・ノンカイ県 |
354 | 347 | クラビ県・トラート県 |
352 | 345 | カンチャナブリ県・チャンタブリ県・チェンライ県・ターク県・ナコンパノム県・ブリラム県・プラチュアプキリカン県・パンガ県・ピサヌローク県・ムクダハン県・サコンナコン県・ソンクラ県(ハートヤイ郡を除く)・サケオ県・スラタニ県(コサムイ郡を除く)・ウボンラチャタニ県 |
351 | 344 | チュムポン県・ペッブリ県・スリン県 |
350 | 343 | ナコンサワン県・ヤソトン県・ラムプン県 |
349 | 349 | ガラシン県・ナコンシタマラート県・ブンガン県・ペチャブン県・ロイエット県 |
348 | 341 | チャイナ―ト県・チャイヤプム県・パタルン県・シンブリ県・アントン県 |
347 | 340 | カンペンペット県・ピチット県・マハサラカム県・メーホンソン県・ラノン県・ラチャブリ県・ラムパン県・ルーイ県・シーサケット県・サトゥン県・スコタイ県・ノンブアラムプ県・アムナートジャルン県・ウドンタニ県・ウタラディット県・ウタイタニ県 |
345 | 338 | トラン県・ナン県・パヤオ県・プレー県 |
337 | 330 | ナラティワート県・パッタニ県・ヤラ県 |