バンコク国際モーターショー2025、中国メーカーが成約台数で日本メーカーを上回る

2025年3月26日から4月6日までバンコク近郊のインパクト・チャレンジャー・ホール(ムアントンタニ)で開催された第46 回「バンコク国際モーターショー2025」での車両予約台数は合計7 万9941 台となり、前年比で44.8%増加しました。メーカー別では、BYD(中国) が9819 台で首位。以下、TOYOTA(9615 台)、GAC(中国/7018 台)、DEEPAL(中国/6067 台)、HONDA(5948 台)と続きます。車両予約台数の内訳は、自動車が7 万7379 台、オートバイが2562 台でした。また、xEV(電動車)の予約比率が全体の65%を超え、とりわけSUV タイプの人気が目立っています。内燃機関車(ICE)は35%に止まりました。

今回のモーターショーで予約台数が増加した要因としてモーターショー運営会社は、①消費者の関心を集めた新モデル投入②各ブランドによる積極的な販売キャンペーン③品質保証の拡充によるブランド信頼性の向上④政府の支援政策の影響―などを挙げています。

今回のイベントには自動車・オートバイを含む54 を超えるブランドが参加し、来場者は160 万人を突破。来場者数は前年と同レベルでしたが、すべてのセグメントで好調でした。会場内の成約数では中国メーカーが4 万1158 台となり、日本メーカーの2 万9753 台を上回りましたが、このうち、ローン審査を通過する件数がどの程度になるかは未定であり、実際の販売数が判明するのは1 ~ 2 カ月後となります。なお、3 位以下の国・地域別メーカー順位は、韓国1089 台、米国1045 台です。

次回の第47 回バンコク国際モーターショーは2026 年3 月25 日から4 月5 日まで、今回と同じインパクト・チャレンジャー・ホール(ムアントンタニ)で開催予定。

【⾃動⾞予約数上位5 ブランド】

  •  【中国】BYD:9819 台(Denza 含め1万353 台)
  • 【日本】TOYOTA:9615 台
  • 【中国】GAC(AION/HYPTEC):7018 台
  • 【中国】DEEPAL:6067 台
  • 【日本】HONDA:5948 台

【オートバイ予約数上位ブランド】

  • 【日本】YAMAHA:1286 台
  • 【日本】SUZUKI:224 台
  • 【英国】ROYAL ENFIELD:224 台
  • 【米国】HARLEY-DAVIDSON:215 台
  • 【英国】TRIUMPH:170 台
  • 【ドイツ】BMW MOTORRAD:165 台
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