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これからの雨季、タイでは垂れ下がった電線ケーブルに十分注意してください。

5月下旬、タイでは大半の地域が雨季入りしました。気象局によりますと、今年の雨季は例年より少し長めということで、これから10月中旬まで雨の日が増えます。

「風物詩」というのは不謹慎ですが、この季節に増えるのが感電死。そして諸悪の根源といえるのが垂れ下がった電線ケーブルです。

バンコクでは現在、電線ーブルを地中に埋める計画を進めようとしていますが、いまでも多くのエリアでは束になった黒い電線ケーブルがその重さで垂れ下がり、地面に接しているところがあります。

この電線の絶縁体が擦り切れ、むき出しとなった銅線が水たまりに触れている場合、当然その水たまりに触れると感電することになります。最近は水たまりの横に設置してある自動預払機(ATM)から現金を引き出そうとしたタイ人女性が感電し大けがをしました。一昨年には水につかった電話ボックスに入ろうとして感電死したタイ人男性もいます。

なかには水につかりそうになった電線ケーブルを束ねようとしてむき出しの銅線に触れた男性が感電死した現場で、警察による検証時、その時の様子をみていたオートバイタクシーの運転手が「実演」。よせばいいのに、実際に電線をつかんでしまい、感電死するという信じられない事故も起きています。

垂れ下がっている電線ケーブルによる事故は感電死だけでなく、中部チャチュンサオ県では今年5月16日、オートバイがその電線に絡まって転倒し重傷を負う事故も起きています。

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